11/23(木)カンボジア、シェムリアップのJASAオフィスにて、ノコール・クラウ小学校の高学年生徒たちを招き、石彫・木炭デッサンのWSを開催しました。
東京藝術大学彫刻科第5研究室の原真一先生、研究室の方々、仏師の方々を講師としてお迎えし、小学生に指導をいただきました。
「開催概要」
日時 2023年11月23日(木)
場所 JSA/JASA事務所バイヨンインフォメーションセンター
(カンボジア・シェムリアップ)
参加学校 ノコール・クラウ小学校 6年生20名
主催 東京藝術大学彫刻科第5研究室
共催 東京都認証NPO法人GREEN WIND ASIA
協力 JSA/JASA
当日は、カンボジアの子供たちへの教育支援を精力的に行っている、APSARA機構Director of Department of Research Training and CommunicationのIM Sokrithy氏にご挨拶いただき、クメールの歴史や寺院建築に関するレクチャーをしていただきました。
また、在シェムリアップ日本国領事事務所の川口 正樹所長にもお越しいただき、ご挨拶をいただきました。
石彫体験では、原先生方にご用意いただいた石板に、ノミやハンマーを用いて魚を彫ってもらいました。
木炭デッサンでは、木炭や練消し、パンなどを使用して、ヤシの実をデッサンしてもらいました。
バイヨン寺院で行っている写生大会とは少し異なり、対象物を含めた空間を表現すること、
また立体として遠近感や陰影をつけることを意識してもらい、より専門的な指導を行っていただきました。
どちらも小学生たちには馴染みのない道具を用いた、難しい課題だったと思いますが、集中力と興味を持って取り組んでもらい、それぞれ完成した際には達成感を感じているようでした。
子どもたちの作品が完成した際には、それぞれを家に持ち帰ることができるよう処理をしていただきました。
これを機会に美術や芸術、遺跡や修復活動に興味を持ち、考えるきっかけになれば何よりに思います。
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